ワタミ・渡邉美樹ペディア

渡邉美樹氏・ワタミグループについて報道された記事を保管している、「ウィキペディア(Wikipedia)」ならぬ「ミキペディア(Mikipedia)」である

ワタミで働き過労自殺

「神奈川労連 労働相談」(2010年3月1日)より抜粋
http://www.kanagawa-rouren.jp/archives/151


過労自殺 神奈川労連

2010.3.1
就職2カ月で過労自殺 居酒屋チェーン「和民」の26歳女性

 異常な長時間労働が原因と両親が労働災害認定を申請

森美菜さんは26才という若さで08年6月に自殺しました。名古屋から希望に胸を膨らませ「和民」(ワタミ)に就職するために上京した2ヶ月後に…こんな悲惨なことになるとは予期しないことでした。

亡き美菜さんは京急久里浜店に配属され(1)一週間の座学後、強制的に長時間労働 (2)最大7日間連続の勤務 (3)研修もまったくないまま、なれない大量の調理業務 (4)休日や勤務終了後もレポート書きに追われ、十分な休息時間がとれなかった (5)体調不良を訴えていたにもかかわらず会社はなんら適切な措置をとらなかった (6)さらに朝3時に閉店後も電車が動いていないため帰宅できずお店にいて始発電車で帰ることとなり、過度な疲労と精神的負担が蓄積されました。

名古屋に住む両親が横須賀労基署に労災を申請。労基署は残業時間100時間を超える労働に従事していたことを認めましたが、業務外と決定しました。その理由は、「心理的負荷評価表」の評価の当てはめかたに、大きな問題があります。美菜さんは一週間の会社の研修が終わり、いきなり交代深夜勤務さらに残業もさせられたことについて、「勤務形態に変化があった」として評価表の1にランク付けされました。そして長時間労働は認めましたが総合評価は「中」であり業務外としました。

「和民」の働かせ方に大きな問題があります。所定労働時間、労働基準法を無視して「長時間労働」「連続した深夜勤務」の常態化により美菜さんは心身ともに疲労困憊し26歳という短い生命を絶ちました。

現在、業務上と認めさせるために、両親は労災保険審査官に対し審査請求を行いました。働くもののいのちと健康を守る神奈川センターは両親といっしょに業務上の認定になるよう奮闘しています。3月下旬には結論が出る予定となっています。皆さんのご支援をお願いします。







「朝日新聞」(2013年8月2日0時4分)より抜粋
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/news/TKY201308010413.html


朝日新聞 ワタミはブラックじゃない


(参院の注目新人)「ブラックじゃない」 渡辺美樹氏

【大津智義】――自民党は大勝したのに、当選後に「想像を超える逆風だった」と話していましたね。

 「マスコミや一部の政党から『ブラック企業』批判の標的となった。週刊誌に書かれた1行1行に違うと言いたいことは山ほどあったが、おもしろおかしく書かれる恐れがあったので反論はしなかった。打たれるがままのサンドバッグ状態だった」

(中略)

――労災での過労自殺は何が原因なのでしょうか。

 なぜ採用したのか。なぜ入社1カ月の研修中に適性、不適性を見極められなかったのか。なぜ寄り添えなかったのか。本当に命がけの反省をしている」


朝日新聞 何故採用したのか







「渡邉(わたなべ)美樹 | Facebook」(2014年7月21日7:41)より抜粋
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=305696692887939


ワタミ ブラック企業 和民 ブラック わたみん家 自民党 渡邉美樹 過労自殺 反省しない 議員 仕事 店舗 巡回 徘徊 自殺 過労死 裁判 訴訟 笑顔


今夜「わたみん家」で出会った彼女は
夢のために300万円の貯金を目指しています。

「ここ以外にどんなアルバイトしてるの??」
父親目線で、ついつい心配してしまいます。

…でも、最近はやくお嫁さんになりたなぁ~と思ったりもして

「夢を叶えてからお嫁さんになって欲しいな」
父親目線願いです。

一部ネットでなんと批判されようと
創業者とは、ワタミ働いてくれるすべて
若者の前で自然父親目線になります。


「そんな年だと、まだ国会議員と写真とることないでしょう??」

…でも、ありますよ。お相撲さんとはこないだ写真をとりました。

???

ちょっと最後、父と娘、会話がかみ合わないところもありましたが(笑)

300万円貯めて、夢を叶えて下さい。
必ず叶えられます。

同じ年の頃、
同じことを出来た人が言うから
信じてください。







「毎日新聞」(2014年03月27日 20時44分)より抜粋
http://mainichi.jp/select/news/20140328k0000m040078000c.html


毎日新聞 ワタミ 裁判 自民党 渡邉美樹 桑原豊 ワタミ関係者 社員 傍聴妨害 占拠 民主主義 否定 前代未聞 


ワタミ過労自殺訴訟:渡辺氏「心より謝罪、司法判断仰ぐ」

 大手居酒屋チェーン「和民」で働いていた森美菜さん(当時26歳)が入社2カ月後に過労自殺した問題で、遺族が経営会社や親会社の「ワタミ」、当時ワタミ社長だった渡辺美樹参院議員などを相手取り、約1億5300万円の損害賠償を求めた訴訟の第2回口頭弁論東京地裁であった。渡辺氏が出廷して意見陳述し「道義的責任を重く受け止める」と謝罪したが、法的責任について「司法の判断を仰ぐ」と述べた。

 渡辺氏は「ワタミ株式会社と共に心より謝罪申し上げます」などと述べ、遺族に向かって深々と頭を下げた。そのうえで、再発防止や業務見直しに取り組んでいるなどと陳述した。

 口頭弁論後、森さんの父豪さん(65)は「本来は第1回で意見陳述すべきだ。あたり前のことをできない会社だと改めて思った。謝罪は方便だと感じた」と話した。

 この日、法廷ではワタミ関係者傍聴席の最前列を埋めるように座ったため、遺族の支援者らが抗議。傍聴者が座り直すなど騒然とした雰囲気となった。【東海林智】







「朝日新聞社勤務、労働担当の編集委員、澤路 毅彦 @sawaji1965」(2014年3月27日)より抜粋
https://twitter.com/sawaji1965/status/449120762096414720


朝日新聞 和民 裁判 訴訟 自民党 渡邉美樹 桑原豊 ワタミ関係者 社員 傍聴席 入り口 妨害 占拠  

今日のワタミ過労死訴訟では、傍聴を巡って混乱がありました。前回、傍聴希望者が多く集まったので、私は、開廷予定時刻の1時間前に705号法廷へ。すると、すでにスーツ姿の男性が15人ほど、扉の前に集まっていました。列はできていませんでした。

続き)その後も、スーツ姿の方が増えて、30人弱に。その後、午後1時ごろになると、原告側支援者と思われる方も。しかし、扉に近づくことはできませんでした。

続き)原告を支援する労働組合関係者が扉の前まで進み、支援者を扉の方に誘導しようとしました。すると、スーツ姿の中からお一人が進み出て、労働組合関係者口論のような状態に。私の目の前で起きた出来事です。

続き)その後、扉が開きました。私は扉に近いところにいたので、すんなりと入れたのですが、後ろを見ると、入り口は、ややもみ合い状態に。705号法廷傍聴席42席あるそうですが、半分ぐらいはスーツの方で埋まりました。座れなかった遺族の支援者らが、抗議しました。

続き)「ワタミ関係者以外は手をあげて」という声があがると、スーツ姿の方のほとんどは手を上げませんでした。そんな中、渡辺美樹さんが姿を見せました。

続き)渡辺さんは無言でしたが、笑みを浮かべて傍聴席を見ていました。結局、遺族側会社側代理人協議し、マスメディアフリージャーナリスト優先した上で、一定の割合で傍聴席を分けることに。代理人が結論を出すと、一部を残して、スーツ姿の方のほとんどが退出しました。









「週刊東洋経済」(2014年7月26日号)より抜粋
http://store.toyokeizai.net/magazine/toyo/20140722/


東洋経済 ワタミ ブラック企業 渡邉美樹 自民党 和民 ブラック 労働組合 桑原豊 過労死 労災 自殺 人出不足

P.64 第2特集
設備も足りない「豊作貧乏」
人手不足の正体

繁忙でも儲からない。消費増税を乗り越えたら、そこには人手不足という伏兵が待っていた。

INTERVIEW | 桑原 豊ワタミ社長)
実態を示し「ブラック批判」に応える



 ―人手不足は今も続いていますか。
 流れは変わっている。昨年2月からアルバイトの採用が難しくなり、いちばん厳しかったのが今年3月だ。卒業する学生が離れる一方、新規で働く方がほとんどおらず、全社で1.25万人まで減った。企業の求人が増えたことで、アルバイトを探す人も選ぶのに時間をかけたのだろう。ただ5月に入ると4000人強のアルバイトが入った。ワタミは急激な時給アップをやってこなかったが、4月に全国で時給を見直したことが効いた。一時ほどの逼迫感はなくなったが、首都圏や中京圏は依然厳しい。

 ―労働組合を認めるなどしないと、「ブラック企業」批判はやまないのでは。
 集客などについてはまったく影響がないとは思わない。そこは継続的に実態を示していくことが大事だ。私も出席する週1回の会議や社員やアルバイトの勤怠データをすべて確認している。過剰労働があればすぐに手を打つ体制が整っている。今年入社した社員についてじゃ3年以内離職率で業界平均である3割を下回るという目標を掲げ、実数を公表していく。
 ワタミ社員家族であり、同志だ。そこに労使関係存在しないので、労働組合必要だとは考えていない







「東京新聞」(2012年5月17日 朝刊)より抜粋
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012051702000093.html


【社会】労働条件 言うがまま 協定 店長指示でバイトが署名

東京新聞 ワタミの過労自殺

 あらかじめ時間外労働上限時間が書き込まれた三六協定届に、店長指示アルバイト署名する-。新入社員森美菜さんが過労自殺したワタミフードサービスでは、違法手続きで、従業員時間外労働させていた。会社から一方的に提示された労働条件を、受け入れるしかない従業員。労使対等とは名ばかり実態が浮き彫りになった。 (中沢誠、皆川剛)

 森さんが働いていた「和民京急久里浜駅前店」(神奈川県横須賀市)。この店の三六協定届には、労使協定を結ぶ労働者側の代表は、「挙手による選出」と印字されていた。しかし、男性アルバイトは「協定届を見たことはないし、挙手で代表を選んだこともない」と打ち明ける。

 「会社側から三六協定の説明を受けたことはない」。首都圏で店長や副店長を務めた男性(30)も、そう証言する。男性は同意した覚えのない協定届を根拠に、毎月三百時間ほど働いていた。

 ある現役店長は「全従業員の意思を確認する時間もない」と明かす。自分の店の時間外労働の上限を知らない店長までいた。

 ワタミによると、毎年の協定更新の際、店長が経験の長いアルバイトの中から代表を指名。すでに時間外労働の上限時間が記載された協定届を印刷し、アルバイトが署名をして本社に返送するやり方が常態化していた。

 ワタミ辰巳正吉・ビジネスサービスグループ長は「大きな不都合クレーム起こらなかったので、踏襲してきてしまったと話している。

 <三六協定>時間外労働を例外的に認めた労働基準法36条の規定から取った通称。同法で定める労働時間は1日8時間、週40時間。この時間を超えて働かせるには、労使合意に基づき書面で上限時間などを定めた協定を結び、労働基準監督署に届け出ることを36条で義務付けている。協定にも月45時間の上限はあるが、上限を超えて働かせられる「特別条項」もあり、労使の力関係で時間外労働は青天井になりうる。

◆労働者の声反映を

 労働問題に詳しい鵜飼良昭弁護士の話 三六協定を結ぶ際に、「百二十時間も働けない」という労働者の声が反映される適切な運用ならば、過労死は防げただろう。労使協定は労働時間や賃金控除など、さまざまな労働条件に影響する問題で、組合のない企業でも、労働者が声を上げられる法制度や環境づくりが大切だ。








「東京新聞」(2012年5月26日 朝刊)より抜粋
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012052602000098.html


【社会】自殺後 是正勧告10件 残業 月100時間超も

 ワタミフードサービス二〇〇九年以降、経営する居酒屋などで、時間外労働・休日労働に関する協定(三六(さぶろく)協定)に定められた時間外労働上限時間超え従業員働かせていたとして、労働基準監督署から十件是正勧告を受けていたことが、会社側への取材で分かった。〇八年六月に新入社員の森美菜さん=当時(26)=が過労自殺した後も長時間労働が残っている実態が明らかになった。
 三六協定は労使合意に基づき、例外的に従業員の時間外労働を認める手続き。協定で定めた上限時間を超えて働かせた場合は、労働基準法に抵触する。
 親会社のワタミによると、ワタミフードサービスは〇八年十月から、経営する「和民」など居酒屋全店の時間外労働の上限を、三六協定を結んで一斉に月百二十時間から七十五時間に引き下げた。
 是正勧告を受けたのは、首都圏や関西の居酒屋の九店舗本社。〇九年二件、一〇年三件、一一年三件、今年二件だった(四月末現在)。協定の時間外労働上限を、最長で一人当たり月三十数時間超えていたという。

 勧告を受けた十件のうち三件の時間外労働は、厚生労働省過労死との関連があるとする「過労死ライン」月八十時間超える勤務になっていた。


 是正勧告を受けた店舗には本社が指導し、改善を図ったという。
 ワタミ・ビジネスサービスグループの辰巳正吉グループ長は「客入りが予定を上回る場合もあり、上限時間をはみ出すことは現実にある。社員の業務の一部をアルバイトに委譲したり、必要人数に向けて採用活動するなど質と量で上限内に収まるよう改善を進めている」と話している。







「東京新聞」(2012年5月26日 朝刊)より抜粋
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012052602000099.html


【社会】法令順守 追いつかず 急成長ワタミ「労使一体」

 ワタミフードサービス(東京)に入社して二カ月で自殺した森美菜さん=当時(26)=の同僚だった元男性社員(26)は、入社時の本社研修を忘れない。
 同期の一人が会場で労働組合はあるんですか」尋ねると、人材開発部の社員が即座に答えた「うちにそんなものはないし、必要ありません。問題が起これば迷わず相談してください。会場がざわめいた。
 四年たった今も、ワタミグループ労働組合ない「創業者の渡辺美樹氏は社員家族と言ってはばからない。その思想が背景にある」と元幹部は説明する。
 だが、だった森さんの葬儀渡辺氏の姿なかった

 ワタミの法令順守担当の塚田武グループ長は「わが社は労使対等というより労使一体。問題があれば内部通報制度もあり、従業員の意見を集約する機能を十分果たしている」と話す。親会社のワタミは創業十四年で東証一部に上場。〇五年にはチェーン店が五百を超えた。社長だった渡辺氏の「二〇〇八年千店舗達成」の大号令に加え、介護分野など事業の多角化にも乗り出す。ある店長経験者は「むちゃな拡大路線で現場にひずみが生まれていた」という。元取締役も「会社の急成長の裏でコンプライアンスが追いついていなかった」と語る。森さんが自殺した〇八年前後は、ワタミフードサービスで労務管理の問題が噴出した時期だった。三十分単位で勤務時間の端数を切り捨てていた残業代の未払いが発覚し、アルバイトの解雇をめぐる訴訟も起きた。ワタミフードサービスは、この年を境に時間外労働の上限を全店一斉に短縮。店舗のパソコンで一分単位で出退勤時間が記録できるシステムに改めた。塚田氏は「いけいけドンドンの創業時と違い、会社が大きくなると法令順守が求められるようになり、企業として成熟していった」と説明した。
 ワタミ中堅幹部によると、今年二月、森さんの労災認定を、会社驚きを持って受け止めたという。中堅幹部は「労働基準監督署は不認定だったし、労務管理も改善が進んだ。森さんの社内的には終わった話で、青天の霹靂(へきれき)だった」と明かした。
 森さんの労災認定の際、神奈川労働者災害補償保険審査官が指摘した、森さんの月百四十時間の時間外労働について塚田氏は「当時から異例だった」と言い切る。
 だがワタミフードサービスでは今も、従業員意思反映されないやり方三六協定が結ばれ、労働基準法抵触する状態続く従業員は、経営側言うがままの労働条件受け入れるしかない
 渡辺氏は森さんの労災認定後、短文投稿サイト「ツイッター」に「労務管理ができていなかったとの認識はない」と書き込み、批判にさらされた。

 今月、渡辺氏に三六協定の手続きが適正かなどについて取材を申し込んだが、回答は「遺族と協議中のためコメントは控えさせていただきます」だけだった。

   ×  ×

 手帳に「誰か助けて」と書き残し、新入社員の森さんは自ら命を絶った。「過労死」という言葉が生まれて、今年で三十年。過労死はなくなるどころか、年々増え続けている。会社の利益を追求するあまり、人命が軽視されていく。彼女らの悲鳴はなぜ届かなかったのか。過労死を生む背景に迫る。





「東京新聞」(2012年6月1日 朝刊)より抜粋
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012060102000216.html


【社会】<過労社会>和民に労基署勧告 不正な残業是正を

 居酒屋「和民」などをチェーン展開するワタミフードサービス(東京)不正手続き従業員時間外労働させていた問題で、労働基準法に抵触すると判断した労働基準監督署が五月下旬、関東地方の和民など三店舗是正勧告したことが分かった。

 親会社のワタミによると、是正勧告を受けたのは、二〇〇八年に過労自殺した森美菜さん=当時(26)=が働いていた神奈川県横須賀市の店舗も含まれている。ワタミフードサービスは既に改善報告書を労基署に提出した。

 企業が従業員に時間外労働をさせるには、労働基準法三六条に基づき、労使間で労働時間の上限などについて合意した「三六(さぶろく)協定届」を労基署に提出しなければならない。ワタミフードサービスの場合、店舗ごとに従業員の過半数の同意で選ばれた従業員の代表が、会社側と三六協定を結ぶ必要がある。

 同社三六協定届には、従業員の代表者について「挙手で選出」記載されていたが、実際は店長アルバイトの中から代表指名する不正なやり方が常態化していた。

 ワタミの担当者は本紙の取材に「今後は、店長が従業員の中から代表を推薦し、書面で過半数の従業員から同意を得る選出方法に改める」と説明した。ワタミフードサービスは六月末までに全店の協定届を出し直す方針。

 ワタミフードサービスの不正な手続きを指摘した本紙の報道を受け、厚生労働省は五月十八日付で全国の労働局に、労基署で三六協定届を受け付ける際、労働者側代表の選出方法について不正な疑いがあれば、窓口で確認を取ることを徹底するよう通達を出した。









「過労自殺労災認定書 謄本」(2012年2月14日)より抜粋


ワタミ 過労自殺労災認定書 謄本 

この謄本は原本と相違ないことを認証する。

平成24年2月14日

神奈川県労働者災害補償保険審査官
               竹 下 輝 雄



ワタミフードサービス 過労自殺労災認定書 謄本

横須賀労働基準監督署が平成21年7月9日付けで審査請求人に行った、労働者災害補償保険法(昭和22年法律第50号。)による遺族補償給付及び葬祭料を支給しない旨の処分は、これを取り消す

理由

第1 審査請求の概要
 1 審査請求の趣旨及び経過

(1)趣旨
審査請求人(以下「請求人」という。)の審査請求の趣旨は、主文同旨の決定を求めるということにある。
(2)経過
請求人の亡子森美菜(昭和56年12月1日生、以下「被災者」という。)は、平成20年4月1日、東京都大田区羽田1-1-3 所在のワタミフードサービス株式会社(以下「会社」という。)に入社し、同月13日からは横須賀市久里浜1-5-8 所在の和民京急久里浜駅前店(以下「久里浜店」という。)に配属となった。
被災者は、入社後、平成20年4月10日まで本社において座学の研修を受け、2日間の休日後から久里浜店のキッチン業務に就いていたが、同年6月12日自宅のアパートから離れたマンションより墜落死した。
その後、所轄警察署により自殺及び事故の両面から捜査が行われたが、自殺で完結した。
請求人は、被災者の死亡は業務上の事由によるものであるとして、横須賀労働基準監督署長(以下「監督署長」という。)に遺族補償給付及び葬祭料の請求に行ったところ、監督署長は、本死亡は業務上とは認められないとして、これを支給しない旨の処分をした。
請求人は、この処分を不服として、本件審査請求に及んだものである。









「NHKオンライン」(02月21日 18時02分)より抜粋
http://www.nhk.or.jp/shutoken/lnews/1003166661.html


居食屋「和民」で過労自殺 (NHK)

 入社2か月で自殺 労災と認定

 4年前、大手居酒屋チェーン「和民」で働いていた26歳の女性社員が、入社から2か月後に自殺したことについて、神奈川労働局は、残業が月に100時間を超えるなど過労が原因だったとして、女性の死亡を労災と認定しました。

  労災と認定されたのは、大手居酒屋チェーン「和民」で働いていた森美菜さん(当時26)です。
遺族の代理人によりますと、森さんは平成20年4月に「ワタミフードサービス」に入社し、神奈川県横須賀市内の店に配属されましたが、入社2か月後に自殺しました。

  遺族は「長時間の深夜勤務や、残業が続いたことが原因だった」などとして労災の認定を申請しましたが、平成21年に横須賀労働基準監督署は仕事が原因とは認めず、遺族が神奈川労働局に審査を求めていました。

 これについて神奈川労働局の審査官は、「残業が1か月あたり100時間を超え、朝5時までの勤務が1週間続くなどしていた。休日や休憩時間も十分に取れる状況ではなかったうえ、不慣れな調理業務の担当となり、強い心理的負担を受けたことが主な原因となった」として、今月14日付けで仕事の過労が原因による労災認定しました。

  森さんの両親によりますと、手帳に記された日記には亡くなるおよそ1か月前に「体が痛いです。体がつらいです。気持ちが沈みます。早く動けません。どうか助けて下さい。誰か助けて下さい」と書かれていたということです。

 母親の祐子さん(57)は、「一生懸命頑張ってると思っていました。なぜ、もっと早く、苦しんでいることに気づいてやれなかったのかと悔やんでも悔やみきれません」と話していました。
父親の森豪さん(63)は、「娘が自殺に追い込まれたのは、会社に責任があったと認めてくれたことに感謝したい。これをきっかけに従業員を大切にする会社に生まれ変わってほしい」と話していました。

 一方、ワタミフードサービスは「決定の内容を把握していないので、コメントは差し控えたい」としています。







「ワタミ株式会社」(2012.2.21 本日の一部報道について)より抜粋
http://www.watami.co.jp/pdf/120221.pdf


過労自殺の報道に遺憾

平成24年2月21日

各 位

ワタミ株式会社

本日の一部報道について

本日、一部報道におきまして当社グループが運営する店舗に勤務していた元社員につき労災と認定されたとの報道がありましたが、報道されている勤務状況について当社の認識と異なっておりますので、今回の決定は遺憾であります。


以 上

本件に関するお問い合わせ先
ワタミグループ 広報グループ 電話:03-5737-2784



ワタミ株式会社 トピックス一覧







「関西テレビ放送 KTV (スーパーニュースアンカー / ANCHOR)」(2012年5月7日)より抜粋
http://www.ktv.co.jp/anchor/today/2012_05_07.html#02


若者を追い込む過労死 社会でなくす法制定を

過酷な長時間労働でうつ病など心の病気を発症する人が増えています。
最近は自ら命を絶つ若者も少なくありません。 過労死をなくすため新たな法律を作って欲しいと訴える親たちの叫びです。
過労死をなくすため新たな法律を作って欲しいと訴える親たちの叫びです。

【母・森祐子さん】
「なぜもっと早く助けに行かなかったのだろうと。もっと早く行っていれば助けられたのに…」

森豪さん、祐子さん夫婦の娘、美菜さんは4年前、自ら命を絶ちました。
26歳でした。

美菜さんは2008年に居酒屋チェーンの「ワタミフードサービス」に入社。
わずか2週間の研修のあと店舗に配属され、慣れない調理場での深夜勤務が続くようになりました。

【美菜さんの手帳
 「痛いです。 辛いです。 どうか助けてください。 誰か助けてください」


関西テレビ スーパーニュースアンカー

これは美菜さんの勤務表です。
両親がワタミから提出された資料や同僚の証言をもとに作りました。

午後3時頃から始まる仕事は明け方近くまで続きましたさらに社宅が徒歩で帰れる場所に用意されなかったため仕事が終わってから始発電車が走るまでの2時間近くを店で待機しないといけませんでした
1ヵ月の時間外労働は過労死ラインといわれる月80時間を超える141時間にもなりました。

関西テレビ スーパーニュースアンカー

【父・森 豪さん】
「(電話で)『疲れとるか?』と聞くと『当たり前や』とかそんな感じの『とにかく眠いから早く(電話を)切って寝たい』と言う。そんなことを言う子ではなかったのでこれは大変な状況だなと思った」
【母・森祐子さん】
(娘は)「休みの日が休みならば、まだなんとかなるけれどそうじゃないからね」と言っていた。

休日には研修やボランティア活動が不定期に組み込まれ、休みがほとんどない状態でした。

自殺2週間 2008年6月1日の美菜さんの手帳
 「未来が見えない。だけど心配してもしょうがない。 ため息がでる。少々鬱(うつ)かな。ほら!みな、がんばって!!きっと大丈夫だよ! もう一人のみなより


入社から2ヵ月が過ぎたころ、美菜さんは社宅近くのマンションから身を投げました。
26歳でした。

【父・森 豪さん】
「私たちも自責の念の戦いね。自分たちが娘をあんなところに入れてしまった。だけど、あの会社がまともだったら死ななかったので、そういう気持ちを抑えて会社を正していくということをやらないといけない」

ワタミは関西テレビの取材に対し、
「森さんがお亡くなりになったことについてはとても悲しく二度と起こってはならないことだと受け止めています」とコメントしています。

しかし遺族協議中であるということを理由に、4年経った今ワタミはどこに問題があったのか自ら明らかにする姿勢見せていません









「東洋経済オンライン」(12/07/02 | 10:58)より抜粋
http://www.toyokeizai.net/business/strategy/detail/AC/2e5abdc967e9426c16787fcdbc177035/page/1/
http://www.toyokeizai.net/business/strategy/detail/AC/2e5abdc967e9426c16787fcdbc177035/page/2/


ワタミ株主総会 2012

 ワタミの株主総会はのべ参加者9500人と、東電抜き日本最大の株主総会に返り咲く(1)

 居酒屋大手で有料老人ホーム等も展開するワタミの株主総会が、6月30日、両国国技館(東京都墨田区)で開催された。議長を務めたのは桑原豊社長。所要時間は例年通り、10~12時の第1部が株主総会、13~16時の第2部がワタミ感謝祭/渡邉美樹LIVE2012という2部構成だった。

 出席した株主数は3200人だが、1部と2部を合わせ、のべ9500人が参加する日本最大級の株主総会になった(昨年は7300人)。「剰余金の分配」「取締役5名選任の件」「監査役2名選任の件」「補欠監査役選任の件」という4件の会社提案はすべて承認された。

 冒頭、議長の桑原社長が、国技館の場所がとれず、株主総会開催の時期が例年に比べて遅れたこと、つれて配当の支払いが7月にずれ込んだことについて謝罪。また、女性従業員が過労自殺したとされる問題については、「労災認定にかかわる報道で心配をかけ申し訳ない。現在、遺族とは協議中なので詳細については話せない。このような悲しい事故が2度と起きることがないように、より社員の健康管理や労働環境の整備に取り組んでいく。改善すべきことについてはすでに改善していると説明した。

 ワタミ幹部が公の場でこの労務問題について言及したのは今回が初めて。ただその後、5時間にわたる株主総会でこの問題が取り上げられることはなく渡邉美樹会長の講演でも一切言及はなかった。また総会中、株主ほか参加者20人以上質問に立ったが、労務問題に関する質問なかった

 10~12時に開かれた第26回株主総会では、議長の桑原社長を中心にスライドを使って業績の説明を行い、20分ほど風力発電や配当に関する株主からの質問に答え、4つの議案を可決した。その後、経営幹部らが外食、介護、宅配弁当、農業などそれぞれの事業について今2013年3月期の見通しを説明。株主ほか参加者から、急成長する宅配弁当の将来性に関する質問などに答えた。



ワタミ株主総会 2012

 ワタミの株主総会はのべ参加者9500人と、東電抜き日本最大の株主総会に返り咲く(2)

 お昼休みを挟み、13時から始まる第2部は「ワタミ感謝祭/渡邉美樹LIVE2012」。アナウンサーの草野仁が司会を務め、渡邉会長の活動について映像や講演会、トークセッションなどさまざまな形式のイベントを実施した。

 特別ゲストとして渡邉会長が参与を務める陸前高田市(岩手県)の戸羽太市長や大相撲貴乃花親方が登場し、トークセッションを行った。その後、渡邉会長が代表を務める「みんなの夢アワード2013」に触れながら「どうやって夢を叶えるか」というテーマについて話をし、会場からの質問に当意即妙に答えて、16時前に閉会となった。

 ワタミの株主総会は一部株主限定のスペースが設けられているが、「株主とは思いを共有する仲間。総会はどこまでもオープンに」(渡邉会長)という方針のもと、株主以外も事前に申請すれば、無料で参加することができる。今年の株主総会には3200人株主以外に、株主の家族友人など2300人同伴者として参加。さらに取引先従業員一般来場者も含まれている。今回は貴乃花親方を交えたラジオの公開収録を実施するため、積極的にHPなどで参加を呼びかけたことも奏功。昨年を大幅に上回る参加者数となった。

 国技館の会場ではワタミの外食や介護といった取り組みを説明したブース以外にも、宅配弁当「ワタミの宅食」の販売スペースや、介護施設の入居相談会、キッズスペースなどさまざまな出し物も多くあり、家族連れの姿が目立った。

(松浦 大 =東洋経済オンライン)






「朝日新聞」(2012年8月3日17時49分)より抜粋
http://www.asahi.com/national/update/0803/TKY201208030414.html


朝日新聞 2012.8.3

過労自殺の和民社員遺族が受賞 過労死防止の中島富雄賞

 過労死なくすために貢献した個人団体表彰する「第6回中島富雄賞」の授賞式が5日、東京都内で開かれる。今年の受賞者は居酒屋「和民」を展開する「ワタミフードサービス」で正社員として働き、過労自殺した森美菜さん(当時26)の両親、豪さんと祐子さん。式では、2人が娘との思い出や、労災認定を受けるまでの経緯を語る。

 同賞の事務局によると、美菜さんは2008年4月から正社員として勤務。深夜勤務などで心理的な負担が高まり、2カ月後に自殺した。豪さんと祐子さんの働きかけで今年2月、労災の適用が認められた。

 この賞は、大手外食チェーン「すかいらーく」に勤め、長時間労働が原因で過労死した中島富雄さんの遺族がつくった。授賞式は午後1時から東京都葛飾区のかつしかシンフォニーヒルズで。問い合わせはNPO法人労働相談センター内の事務局(03・3604・1294)へ。









「毎日新聞」(2012年10月7日 1面・4面)より抜粋
http://mainichi.jp/


毎日新聞 2012.10.7 朝刊一面


「どうか 誰か助けて」 ――若者の過労自殺

 「体が痛いです。体が辛いです。気持ちが沈みます。早く動けません。どうか助けてください。誰か助けてください」
 彼女が使っていた黒いシステム手帳を開くと、小さな字でそう走り書きしてあった。神奈川県の社宅で1人暮らし。連日のように深夜、早朝までの勤務が続いていた。
 国内外に約700店舗の外食チェーンを展開する「ワタミフードサービス」の新入社員だった森美菜さん(当時26歳)が長時間労働から、適応傷害、自殺に追い込まれたのは08年6月12日。「誰か助けて」とメモして1カ月。入社からわずか2カ月後だった。
 「その日以来、私たちの時間は止まったまま。来る日も来る日も、娘の姿が浮かびます」
 それから4年3カ月を経た9月20日。美菜さんの労災認定を受け、父豪さん(64)と母裕子さん(58)が東京都大田区のワタミグループ本社を訪れ、経営陣に、謝罪と損害賠償について直接協議に応じるよう申し入れた。
 長い道のりだった。横須賀労働基準監督署は09年7月に適応障害の発病は認めたが、業務上のストレス程度を「中」と判断して労災申請を却下した。遺族は神奈川県労働者災害補償保険審査官に不服を申し立て、今年2月に逆転認定、確定した。

(中略)

 この逆転認定について、渡辺美樹・ワタミ会長(53)は「労災認定の件、大変残念です。四年前のこと昨日のことのように覚えています。彼女の精神的、肉体的負担を仲間皆で減らそうとしていました。労務管理できていなかったとの認識は、ありません」とツイッターで発言した。

(後略)

6連勤 休日は研修

 神奈川県横須賀市。自殺した森美菜さん(当時26歳)が働いていた「和民」京急久里浜駅前店はモダンな駅舎から道路1本隔てたところにある。平日の午前1時に訪れた。台風の夜だったが、2組4人の客がいた。
 「本日は午前3時までです」。営業時間を聞くと、レジの男性店員が愛想良く答えた。営業は午後5時から午前3時まで。金、土曜日と祝日の前日は午前5時まで。周囲の店が閉まる時間帯に和民は営業を続ける。
 始発電車の時間を店員に聞くと、乗る路線と方向を確認し、わざわざ時刻表を持ってきてくれた。注文したフライドポテトは互いにくっついていた。
 「本社での調理研修3、4時間。卵焼きや焼きそばを作ったり、カツオの刺し身の切り方を教わった程度だった。美菜さんも調理業務に携わったことはないとのことだったので、非常に大変だったと思う」
 毎日新聞が入手した労災認定によると、美菜さんは配属後、キッチンで刺し身やサラダなどを作る「刺場」と呼ばれる調理業務を原則1人で担当させられていた。
 決定書によると、「刺場」は注文から15分以内に料理を提供するルール。美菜さんは分厚いマニュアルを横に置き、調理していたという。

 あてがわてた社宅隣駅とはいえ、店舗から徒歩約40分かかる。美菜さんは午前3時半に仕事が終わっても始発電車が動く午前5時37分まで店内で待機していた。
 閉店後、店から美菜さんが住んでいた社宅があったところまで歩いた。山道は暗く引き返したくなった。


 「休みが休みであればいいのだけれど……」。美菜さんは母裕子さん(58)への電話でつぶやいた。休日にもボランティア活動や研修会への参加が求められた。
 自殺する前日08年6月11日。美菜さんは連続6日勤務の後の休日だったが、東京都大田区内の本社で午前7時から開かれた早朝研修に参加していた。この日、提出が課せられた「読書感想文」が遺品のパソコンに残っていた。課題図書は、ワタミ創業者渡辺美樹会長(53)の著書「夢に日付を!」

 渡辺会長はこの本の中で「大学を卒業した私は、会社を設立する資金づくりのために1年間、運送会社でドライバーとして働きました。その一年間はまさに地獄。実際、毎日が二〇時間以上の労働という極めて過酷な状況でした」と記し、2年後に社長になる「夢」が励みになったと説いていた。

 美菜さんはこんな感想をつづっていた。
<「夢」とは何だったろう? 何か楽しいものだったろうか? 今は、足元しか見えない。遠くを見通せる日は来るのだろうか? 日付を入れれば、見えるようになるのだろうか?>


 痛々しい文面が胸を突いた。美菜さんは美術系大学を卒業した。裕子さんは「農業にも関心を持っていた娘は居酒屋で3年頑張れば、ワタミの経営する農業で働けると夢を語っていました」と話した。
 死亡推定時刻は研修翌日の午前1時から2時。死因は墜落死。社宅近くのマンション階段の7階と8階の間に花柄の白い傘が立てかけられていたという。遺書はなかった。
 父豪さん(64)は「だれが、何が、娘を死に追いやったのか。死因は何なのか知りたい」と無念を語る。

 ワタミの矢野正太郎広報グループ長は再発防止策などについて「労働環境の改善を経営の重要課題と認識しています」とした上で①労働時間の把握、管理を効率的に行うためのシステム対応②心身面が不調な社員のための相談窓口の設定――などを取り組んでいるとした。

 美菜さんの両親は、渡辺会長をはじめとする経営陣から直接謝罪の言葉を聞き損害賠償の協議を求めたいと考えている。

 だが、両親の申し入れについて、ワタミ側9月26日付内容証明郵便直接協議拒否弁護士を代理人に立てての協議を続けていく意向を繰り返した。

 豪さんは「事情を知らない弁護士ではなく、当事者同士で話し合うことで、ワタミの実態を明らかにし、経営者としての自覚を促していきたいのです」と訴えた。その声には静かな怒りがこもっていた。


浦松丈ニ(東京夕刊編集部)





「朝日新聞」(2012年10月30日)より抜粋
http://www.asahi.com/news/intro/TKY201210290299.html


朝日新聞 2012.10.30

過労死のわけ知りたい 経営陣との面会求める 「和民」勤務の娘が自殺 両親「再発防ぎたい」

 ワタミグループが展開する居酒屋チェーン「和民」に勤めていた娘を過労自殺で失った両親が、死後4年以上たった今も、「娘はなぜ死んだのか」と問い続けている。自分と同じ思いをする人をなくしたい。それが、過労死遺族の思いだ。

 「誰が、何が、娘を死に追いやったのか。ワタミは説明していません」
 9月20日、東京都内のワタミ本社。過労自殺した森美菜さん(当時26)の父豪さん(64)が、ワタミ経営陣との面会を求める申入書を、社員に向かって読み上げた。娘の遺影を抱えた母祐子さん(58)が、険しい表情でうなずいた。
 申入書には「私たちの時間は止まったままです」と書いた。「娘を死に至らしめたワタミの業務の実態を明らかにしなければ、再発防止はありえない」と豪さんは話す。

(中略)

 労災は認められたが、会社の労務管理を改めてもらい、新たな被害を防ぎたい――。そう思った夫妻はワタミに話し合いを申し込んだ

 しかし、話し合いに出席するのは、会社代理人弁護士
 会社はどのような考えで社員の労務管理をしているのか、そこに問題はなかったのか。本質的な問いには答えてないと感じる。夫妻は渡辺美樹ら経営陣との面会を求めている

 ワタミ矢野正太郎広報グループ長は、「以前から労働環境の改善は経営の重要課題と認識している。労働時間の把握、管理も効率的に行うようにしている。心身面が不調な社員の相談窓口もある。森さん夫妻とは、これまで通り代理人を通じて話し合いを続けたい」という。





「東京新聞」(2012年12月29日)より抜粋
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20121229/CK2012122902000111.html


東京新聞 2012年12月29日 ワタミ 過労自殺


2012かながわ取材ノートから(9) 「ワタミ」過労自殺 人命軽視にSOS

 京急久里浜駅西口(横須賀市)を出てすぐに居酒屋チェーン「和民久里浜駅前店」はある。クリスマスの夜、午後八時を回っても客の入りは半分ほど。Jポップのクリスマスソングが流れる中、きびきびと若い女性店員が客の注文をさばいていた。四年前、この店で働いていた「ワタミフードサービス」(東京)社員の森美菜さん=当時(26)=が自殺した。入社して二カ月だった。今年二月、長時間労働によるストレスが主な原因として、労災が認められた。ワタミフードサービスは、労働基準法が定める労使手続きを踏まず、月百二十時間まで残業できる労働条件を従業員に押し付けていた。森さんは、その上限をさらに超える月百四十時間も残業していた。厚生労働省が過労死との因果関係が強いとする月八十時間の「過労死ライン」を大幅に超える残業時間だった。過労死、過労自殺の遺族が決まって口にするのは「二度と同じ悲劇を繰り返してほしくない」。森さんの両親も同じだ。

 なぜ娘は自殺しないといけなかったのか。今も、両親は会社に娘の自殺の原因究明を訴え続けている。

 労災認定後、両親は、ワタミ側と弁護士を通じて和解交渉に入ったが、ワタミ側「直ちに会社の安全配慮義務違反には当たらない」主張再発防止策への明確な回答もなかった

 両親は九月、ワタミグループ本社(東京)を訪ね、勤務実態の解明と再発防止のため、グループトップの渡辺美樹会長との直接交渉を求める要望書を手渡した。

 度重なる要求の末、ワタミ側が提示したのは「渡辺会長の同席は一回だけで、録音は不可。両親の立てた代理人とは交渉しない」というものだった。「まるで加害者意識がない」との両親の抗議に、ワタミ側は十一月下旬簡裁に民事調停を申し立ててきた。

 森さんの父豪さん(64)は、「ワタミ側は金を払えばいいだろうという態度。何の反省もない。実態究明もないのに金も謝罪も再発防止もない」と憤る。

 ワタミフードサービスの過労自殺問題を機に、この一年、「過労社会」と題する報道を続けてきた。これまで過労死は真面目な人だから、ワーカホリックだったからなどと個人的な問題に矮小(わいしょう)化され、ややもすると自己責任のようにとらえられてきた。わが国は長い不況から抜け出せず、企業は長時間労働や非正規労働といったかたちで、従業員を犠牲にしてまで利益を求めようとして、労働現場は過酷さを増している。

 過労死は、このような人命軽視の働き方へのSOSだ。過労死は、特定の人だけにかかわる特別な問題ではない。 (中沢誠)










「働くもののいのちと健康を守る神奈川センター」(2011年2月22日号)より抜粋
http://www.geocities.jp/inokenkanagawa/newsindex.html


記者会見、横須賀労基署へ謝罪要求

働くもののいのちと健康を守る2011.2月22日号
神奈川センターニュースNO.199
発行:働くもののいのちと健康を守る神奈川センター
事務局:神奈川労連(℡045‐212‐5855、FAX045‐212‐5745)
メールinoken.kanagawa@gmail.com
http://www.geocities.jp/inokenkanagawa



記者会見、横須賀労基署へ謝罪要求

 「和民」で働いていた森美菜さんの過労自殺が業務上と認定

 2月21日居酒屋「和民」で働いていた森美菜さんの過労自殺が業務上と認定されたことを受けて、両親が記者会見を行ないました。また記者会見の前に横須賀労基署に出向き、謝罪を求めました。

再発防止を率先して行い、働く人を大切にする会社になってほしい

 記者会見で代理人の堤弁護士から美菜さんが過酷な労働実態のもとで、強い心理的負担により精神障害を引き起こし過労自殺にいたった経緯を説明し、神奈川労災保険審査官の段階で業務上の定となったことを報告しました。
 美菜さんの日記も紹介。働いてから1ヶ月余に日記には「体が痛いです。体が辛いです。気持ちが沈みます。早く動けません。どうか助けてください。誰か助けてください」堤弁護士とご両親と辛い毎日が綴られていました。

 美菜さんの父親は「自殺が会社の責任で会ったことが認められたことは娘の一番の供養になる。和民の責任は重大。再発防止を率先して行い、働く人を大切にする会社になってほしい」と述べ、「今回の認定を勝ち取るにあたって、弁護士を始め、いのちと健康を守る神奈川センターに支援していただきました」と挨拶。記者から多くの質問が出され、関心の高さを伺わせました。


横須賀労基署の署長が謝罪

 会社に対し謝罪や損害賠償など要請

 これから会社との交渉に入ります。2月22日に代理人堤弁護士と小花弁護士名で次の要望書を文書で会社に郵送。(1)故人の死亡につき深い謝罪をして欲しいこと(2)故人の死亡につき損害賠償義務を尽くしてほしいこと(3)貴社は今後の新入社員につき、故人と同様の事件が生じないよう万全の再発防止策をとった上、その内容を明らかにすること、というものです。

横須賀労基署の署長が謝罪

 記者会見前に横須賀労基署へ森美菜さんの両親と神奈川センター菊谷事務局長、稲木次長、前田次長、内山幹事が要請。労基署は都築署長と加古労災課長が対応。労基署に対し謝罪を求めるとともに、誤った決定やずさんな調査、時間の把握・とらえ方などの問題点について厳しく指摘し、労基署としての検証が必要だと強く要請。
 都築署長は「このたびのことについて、長い時間をかけてご両親に負担をかけたことをお詫びしたい」と謝罪「検証した結果については要望に沿う形で年度内をめどに対応したい」と答えました

 日本の異常さが明らか

 まともな労働時間、働き方、まともな賃金でないこと

  <小林忍さん(妻が過労死として認定された)からメールが寄せられました>
 ワタミの案件が労災適用の決定をした報道に接し大変うれしく思っています。1年ほど前に、現場の実態調査のために、小花弁護士・内山さんと一緒に横須賀の「和民」に行ったことを思い出します。大分時間が掛かりましたが、一つの山を越えることが出来て良かったですね。これから、ワタミとの戦いが大変だと思いますが、遺族の悔しさを少しでも和らげることが出来るように頑張って下さい。

 一日も早く改善を

 1月5日からデンマークに研修ツアーに行ってきました。北欧に行く度に思うことですが、日本の労働環境がとんでもない状況になっていることです。まともな労働時間、働き方、働かせ方、まともな賃金でないこと。北欧では、労働時間は週38時間(殆どの国は37時間ですが)「時間外労働をすることや時間外労働をしなければ生活できない」など日本の異常さが明らかです。
 ILO条約1号条約など未だ批准していない日本の状況を反映していますね。この状況を、1日も早く改善するために奮闘したいものです。









「わたなべ美樹 ツイッター」(2012年2月21日 - 20:55)より抜粋
https://twitter.com/watanabe_miki/status/171926030666309632


わたなべ美樹 労災の件が大変残念です ワタミ


労災認定の件大変残念です。四年前のこと 昨日のことのように覚えています。彼女の精神的、肉体的負担を仲間皆で減らそうとしていました。労務管理 できていなかったとの認識は、ありません。ただ、彼女の死に対しては、限りなく残念に思っています。会社の存在目的の第一は、社員の幸せだからです





「わたなべ美樹 ツイッター」(2012年2月22日 - 9:26)より抜粋
https://twitter.com/watanabe_miki/status/172115048280502272


亡くなった彼女も学校つくりを応援している ワタミ 渡邉美樹


バングラデシュ 朝、五時半に、イスラムの祈りが、響き渡っています。たくさんのご指摘に感謝します。どこまでも、誠実に、大切な社員が亡くなった事実と向き合っていきます。バングラデシュで学校をつくりますそのことは亡くなった彼女も期待してくれていると信じています










「ワタミ株式会社」(2012.2.24 2月14日付け決定された労災認定について)より抜粋
http://www.watami.co.jp/pdf/120224.pdf

遺憾から三日で一変


平成24年2月24日
各 位

ワタミ株式会社

2月14日付け決定された労災認定について

過日、報道のありました弊社グループ元社員に関する労災認定については、神奈川労働者災害補償保険審査官による決定の内容を精査の上、真摯に対応してまいります。

以 上

本件に関するお問い合わせ先
ワタミグループ 広報グループ 電話:03-5737-2784


ワタミ株式会社 トピックス一覧 変更後






「ワタミ株式会社」(2012.5.17 本日の一部報道について)より抜粋
http://www.watami.co.jp/pdf/120517.pdf


東証一部上場企業とは思えないプレスリリース


平成24年5月17日
各 位
ワタミ株式会社

本日の一部報道について

本日、一部報道におきまして当社グループ会社のワタミフードサービス株式会社の労使協定の締結の仕方について適切でない部分があったとの報道がありました。
当社といたしましては、適切な協定締結を進めてまいりましたが、各店舗における運用や本部における、その確認について徹底ができていない部分がありましたので、今後改善を図ってまいります。

本件に関するお問い合わせ先
ワタミグループ 広報グループ 電話:03-5737-2784


ワタミ株式会社 トピックス一覧 追伸







「MSN産経ニュース」(2013.12.9 19:05)より抜粋
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131209/waf13120919150027-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131209/waf13120919150027-n2.htm


ワタミ 和民 渡邉美樹 提訴 裁判 訴訟 ブラック


「ブラック企業の要素全部」「全く反省していない」不信、無念…ワタミ提訴で両親会見

 「助けて下さい」というSOSを残した居酒屋チェーン「ワタミフードサービス」の新入社員だった森美菜さん=当時(26)=の過労自殺は、若者に過酷な労働を強いる「ブラック企業」の問題がさまざまなところで取り上げられる中で、反響を呼んだ。ワタミ側に両親が「懲罰的慰謝料」を求めた背景には、原因調査や、遺族対応への不信感がある。

渡邉氏の理念240頁を暗記せよ

 「ワタミ側には『ブラック企業』の要素が全部あてはまっている気がする」。提訴後の記者会見で父の豪さん(65)はそう語り、母の祐子さん(59)は「全く反省していないから、娘の死と向き合ってくれないのだろう」と無念をにじませた。

 生前の森さんは、渡邉美樹氏の著書を課題図書としたリポートや、240ページ以上にのぼる「理念集」を暗記するために休日をつぶした。新卒研修は全員参加が義務付けられていたが、ワタミ側は当初「業務ではなく、自己啓発の時間だった」と説明していた。


ワタミ 和民 わたみん家 渡邉美樹 桑原豊 提訴 裁判 訴訟 過労死 自殺


 また、渡邉氏は平成24年2月の労災認定を受け、短文投稿サイト「ツイッター」に「労務管理ができていないとの認識はない」という趣旨の書き込みをしたほか、参院選への出馬を表明した今年5月には、自身のホームページで「ワタミグループをブラック企業と呼ぶことは、到底受け入れられない」と主張した。

 両親は渡邉氏らとの面会を再三求めたが、ワタミ側は無条件での面会を拒否し、損害賠償の金額を確定させるよう逆に民事調停を申し立てた。調停は今年11月に決裂し、提訴にいたったという。両親の目的は真相究明だ。豪さんは「なぜ娘が亡くなったのかを答えてほしいという一点で提訴した」と話した。






「ワタミ株式会社」(2013.12.9 本日の一部報道につい)より抜粋
http://www.watami.co.jp/pdf/131209_whd.pdf


ワタミ ワタミフードサービス 渡辺美樹 栗原聡 小林典史 懲罰的慰謝料 裁判 訴訟


平成25年12月9日

各 位

ワタミ株式会社
代表取締役社長
桑原 豊

本日の一部報道について

本日の一部報道におきまして、弊社グループで勤務をしていた故森美菜さんのご遺族様が弊社を提訴したという報道がありました。
ワタミグループの社員がお亡くなりになったことは、大変悲しく、重く受け止めております。
ご遺族の皆様には改めてお悔みを申し上げます。
ご遺族様とは本年1月より、調停の場で協議をさせていただき、過去の裁判例に則り和解のご提案をしてまいりましたが、誠に残念ではありますが合意に至ることができませんでした。
今後は、訴状内容を確認のうえ、誠実に対応してまいります。

本件に関するお問い合わせ先
ワタミ株式会社 ブランド広報グループ 電話:03-5737-2784


ワタミ 渡辺美樹参議院議員 栗原聡 小林典史 提訴 トピックス








【備考】「亡くなった森美菜さんの勤務状況表」(居食屋「和民」京急久里浜店)より抜粋


森美菜さんの勤務状況表

※ 赤がワタミ側の主張、黄色と緑は神奈川労働者災害補償保険審査官が認定した拘束時間

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